成松蛭子神社

成松の町の中央に海抜168メートルの小高い山があり、古くは高岡山と言う。

戦国末期、近江の国甲賀の士が一時この地に移り砦を構えてから甲賀山と呼ぶようになったと言われている。その山麓一帯が公園と神域になっており氏神である大護神社を中心に、蛭子神社、愛宕神社、八幡神社、稲荷神社が在る。中でも蛭子神社はその中心場所に位置し、玉垣に囲まれた、威風堂々のお社である。明治22年西宮大神宮の分霊として奉祀された。明治33年御分霊十年祭、明治43年二十年祭と、商業地としての成松商店街の発展と共に、御神徳を慕うもの増加し、浄賽寄進によって社殿の改修、境内の拡張を行った。昭和4年四十年祭には、時の西宮神社宮司吉井良晃氏による御歌を戴き、

移しかえて はやも四十ぢに 成松の さかゆる色も 見えてたのし母

と、寄進の碑を建立した。

大鳥居の扁額「蛭子神社」は、明治神宮初代宮司一戸(いちのへ)兵衛(ひょうえ)氏謹書によるものである。

講社名称

成松蛭子神社

配札情報

毎年2月9・10日の成松えびす祭で社頭頒布しています。

所在地

兵庫県丹波市氷上町成松277-1

アクセス

春日和田山道路氷上IC下車約2分

祭典・行事のご案内
【配布御神影】
えびす様
大国様
田の神様

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