下傳馬恵比寿大黒天

下伝馬恵比寿大黒天(静岡県)

 

静岡県の中央にある藤枝市、江戸時代の東海道53次の宿場町として栄え、当神社のある下傳馬は、東は家康が駿府にご隠居時代、たびたび出向いて居住し、鷹狩を楽しんだとして有名な田中城がありその街道の大手門の入り口として、賑わっていました。当神社は戦前には、町内の数か所に移転しながら祭られてきましたが、現在地には昭和30年頃に、町内の氏神様として町内会館敷地内に鎮座しました。戦前は祭祀の記録がなく不詳です。その後は町内商店街の人々と一緒に祭典を盛り上げてきました。町内はもとより近隣の住民から(おいべっさん、おだいこくさん)として親しまれて今日まで来ました。現在の社殿は、平成15年に、本来静岡(横田)の西宮神社を参考に計画しましたが、当町内会と奉賛会が法人組織でないため許可が下りず社殿の台座をそのままにして新しい社殿を改築し、平成25年にお披露目、現在に至りました。

〈恵比寿大神大黒天の由来〉

徳川家康公の信奉された学問と知恵と福の神として御信仰の恵比寿天、大黒天の御尊像を駿府城廃城の折に城代橋西側の三番目の橋板にて彫られました。徳川四天王榊原康政の分家の榊原照久氏が久能山の城代となり十一代より千葉に移られる折に下伝馬町内に授けられました。駿府城の城材は国内では此の御神像のみとなっています。

社殿は町内の数箇所を移動し五十数年前に此の場所に落ち着きました。

平成二十五年に改装工事が行われ現在に至っています。

毎年十一月十九日、二十日には恵比寿大神大黒天祭が盛大に催されます。

その折には皆様お誘いの上御参拝下さるようお願い致します。

講社名称

下傳馬恵比寿大黒天

通称

おいべっさん、おだいこくさん

配札情報

祭典当日神社境内にて頒布

所在地

静岡県藤枝市本町3丁目2 下傳馬町内会館内

アクセス

東海道本線藤枝駅よりバス大手停留所15分

【配布御神影】
えびす様
大国様

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