えびす宮総本社 西宮神社 公式サイト

震災と西宮神社展(10月2日~3月30日)

えびす信仰資料展示室
阪神・淡路大震災30年特別展示

震災と西宮神社展

令和6年10月2日~令7年7年3月30日
9時~16時

入場無料

福の神さまとして篤い信仰を集めるえびすさま。当社のえびす信仰資料室ではえびすさまに関する資料を千点以上蒐集しており、年に数回テーマを変え企画展を開催しています。

10月からは平成7年1月17日に発生した「阪神・淡路大震災」の発生から30年を迎えるにあたり「震災と西宮神社」をテーマに特別展を3月30日まで開催します。

西宮神社も震災により本殿が傾き、社務所・絵馬殿が全壊、重要文化財の大練塀が崩壊した他、境内の石造物の9割以上が倒壊するなど大きな被害を受けました。
あれから時は流れ、神社も元の姿に復し、門前町の景色も大きく姿を変え、自信を知らない世代も増えています。令和7年1月に震災30年の節目の日を迎えるにあたり、経験と教訓を後世に伝えていくべく震災にまつわる特別展示を開催します。

展示概要

◎「御社用日記に見る地震」

江戸時代の元禄7年(1694)から書き継がれている県指定重要文化財の御社用日記の記されている江戸時代の自身の様子や、富士山の噴火の記事を紹介

◎「阪神淡路大震災の被災」

当社の震災被災と債権の比較を写真パネルで紹介

◎「阪神淡路大震災からの復興」

当社の震災からの復興の歩みを年表やお祭や行事の再興の糧を通じて紹介

◎「東日本大震災とのかかわり」

津波で流されたえびすさまの復興や、津波からの避難を当社の「福男選び」に擬えて開催している宮城県女川の「復興男選び」や、岩手県釜石の「韋駄天競争」等と、当社のかかわりを紹介

◎「震災被災絵馬の修復」

阪神淡路大震災で全壊した絵馬殿の瓦礫から救出した絵馬の紹介や、破損した江戸期尼崎藩主の松平忠名公が奉納した「神馬舎人添図」を修復展示
(絵馬修復完了予定が10月の為、完了次第展示致します)

神馬舎人添図

◎「えびすかきの歴史と復興・百太夫神社」

えびす信仰を芸能を通じ全国に広めた傀儡師(くぐつし)が明治期には絶えてしまったのを震災の後、元気をなくした商店街を盛り上げようと「えびす座人形芝居館」が結成され、文献等を調べ「えびす舞」を復活しました。復興の経緯と傀儡師の祖神百太夫神社、えびす座についての紹介